こんにちは。
編集長のちゅうぞうです。
昭和から平成にかけて「環七ラーメン戦争」と呼ばれた時代のこと。
ひときわ長蛇の列をなし、代表的な存在だったのが常盤台にあった土佐っ子ラーメンです。
当時小学生だった僕は、父に連れられて訪れた記憶があります。
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その伝説の土佐っ子ラーメンで修行した方が運営されているのが下赤塚の「じょっぱりラーメン」なのです。
下赤塚のお店は2020年10月で閉店。
2020年11月に埼玉県鴻巣市神明に移転オープンの予定。
下赤塚の閉店間際、滑り込むような形で店主・川口さんにお話を聞くことができました。
地図ではここ↓
板橋区赤塚新町1-24-8です。
※記事は下に続きます
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![](https://i0.wp.com/itabashi-times.com/wp-content/uploads/IMG_9892.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
この下赤塚では16年間営業されていたそうです。
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土佐っ子ラーメンでは、店長になろうとした頃にお店は閉店。
(いろいろあったみたいです)
その後、土佐っ子の味を独自に進化させ「じょっぱりラーメン」を始めたそう。
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元祖・背脂チャッチャ系の技術は踏襲しつつ、
・伸びやすかった麺
・まろやかさが欠けていたダシ
・冷めやすいスープ
などを試行錯誤して改良。
独自の進化を遂げていました。
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(この動作のことをチャッチャと呼ぶのですね)
見る見る白い背脂が積もっていくその様は、降り続く豪雪のよう。
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![](https://i0.wp.com/itabashi-times.com/wp-content/uploads/じょっぱりサムネイル.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
さらにチャッチャ。
背脂のサンドイッチです!
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バランスが大事、と川口さんは何度も言っていました。
麺・スープ・ダシ・具。
このトータルバランスが大事なのだと。
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こうすることで味が行き渡り、麺とスープが一体化します。
「お上品に食べるラーメンじゃないんだ」と川口さん。
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クセになる味です。
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土佐っ子時代は細麺だったそうですが、今は中太。
もちっとツルッとした食感。
伸びやすかった欠点を補い、背脂とスープがしっかり絡むように作られています。
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「個人店でチャーシューがうまいのは当たり前だ」という川口さんの言葉にもしびれました。
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昭和の時代に父世代が熱狂した土佐っ子ラーメン。
それが令和でも味わえるってロマンだよなあ。
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ラーメンはもちろんですが、それ以上に川口さんの熱い人柄に魅せられました。
「俺は中卒でバカだから。これしかできねえんだ」
そんな言葉が印象的でした。
店名の「じょっぱり」は東北弁で「いじっぱり(頑固)」を意味します。
(青森県むつ市出身らしい)
川口さんからは東北の人ならではのぶっきらぼうな優しさを感じるんですよね。
移転先の情報は公式Twitterで確認してください!
(住所:埼玉県鴻巣市神明1-9-20)
→こちら
今回の様子を動画でも撮影させていただきました。
(むしろ今回は動画の方がメイン)
土佐っ子から引き継がれた技、川口さんの想いを至近距離から撮影できた、自分の中では神回となりました。
大袈裟に言えば、環七土佐っ子の歴史を伝える貴重な映像になったかもしれない。
ご覧いただけたら嬉しいです!
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※musica001さん、読者さま、情報提供ありがとうございました!