いたばしTIMESのコラム企画「オレに書かせろ!」
板橋の”食”に関わる人たちが、その人のスタイルと言葉でお店のこと、板橋のこと、自分のことを発信します。
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はじめまして。
板橋本町にある「麺庵 小島流」の店主・小島と申します。
人通りも疎らな板橋本町で、予約制イタリアンと鶏と水だけで出汁をとる小さならーめん屋を営んでおります。
今回はこのようなコラムを書かせて頂き光栄に思っております。
【開業するに当たり】
私が開業するに当たり拘ったのは
化学調味料を使用しないこと
でした。
化学調味料を否定している訳ではありませんが、外食産業におけるそれの使用量は度を越えています。
かつてチャイニーズレストランシンドロームがあったように、化学調味料の大量摂取は癖になり味覚は破壊されていきます。
簡単に旨味を作り出すことができ、大幅なコストダウンにつながることから、それを使用せざるを得ない流れに...。
そして、最近よく聞く”コスパ”という認識を間違えた言葉のせいで、それらは更に加速。
”旨味が分かる日本人の味覚”ということに誇りを持ち、食生活を今一度考えてみてはいかがでしょうか?
【自由な発想のラーメン】
麺庵小島流では通常メニューの他に様々な限定らーめんを販売しています。
何かを作る為に素材を集めるのではなく、素材を見ると何かを創りたくなる。
現在はらーめん屋を経営してるので、らーめんを”作る”ではなく”創る”です。
らーめんは定義がなく、バランスを整えれば様々な一杯を創り上げることができる料理。
【板橋本町は通り過ぎる町、でも好き】
私は板橋区に引っ越してきて15年目になります。
麺庵小島流を開業する前から近所に住んでいました。
フォアグラムースの和えそば。
フォアグラムースの和えそば。
当時は全くといってよい程この土地のことも知らず、古くからある町故、排他的な部分を常に感じていました。
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しかし開業して以来、大きくイメージは変わっていきました...。
人が人を繋げ、老若男女問わず交流している様がとても素敵な町。
「繁華街でやれば...?」など、お客様に声を掛けて頂くこともあります。
でも、町が変われば商売も変わる。
トリュフとキャビアの和えそば。
板橋本町は一言で言えば、”何もなく通り過ぎる町”かもしれません。
でも、私は今の小島流スタイルを受け入れて くれる板橋本町という町と人々が好きです。
末永くこの町に店を構え、人々とふれあい、板橋本町に貢献できたら良いなと思うのです。
アメリケーヌ。
【さいごに】
今回はこのようなコラムを書かせてもらえる機会を頂いた、いたばしTIMES編集長・ちゅうぞうさんに感謝しております。
ポルトフィーノ。
まだまだ伝えたいことはありますが、機会があればコラム読者の皆様と直接お話ができたらと思います。
今後とも板橋本町「麺庵小島流」をよろしくお願いします。
小島流スペシャリテ。
麺庵 小島流
板橋区本町32-12
営業時間:
[火~金] 11:30~14:00、18:00~21:00
[土] 11:30~14:30、18:00~21:00
[日・祝] 11:30~14:30
※全日、スープ無くなり次第終了
定休日: 月曜
席数:8席
喫煙・禁煙: 禁煙
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