今回は【相続】についてのお話。
親が亡くなった後、相続の手続きってした記憶がない……そんな方も多くないですか?
葬儀や法要など大変なことが山積みの中、面倒な相続登記を放置してしまうのも無理ないかも。
今日は【相続】問題に詳しい司法書士・田村さんにお話を聞きにきました。
まだお若いですが、8年の実務経験を経て地元・大山で独立されました。
地図ではここ↓
住所は板橋区大山町24-4 安藤ビル1階です。
川越街道沿い。
事務所に向かって右は熊野町方面へ続きます。
三菱東京UFJ銀行、田﨑病院がすぐ。
その反対側はすぐ近くに川越街道側のハッピーロード入り口。
中板橋・常盤台方面へ続きます。
田村 祐介(たむら ゆうすけ)さん
大山にある【城北法務司法書士事務所】の代表。
先生っぽくない気さくさで人気の司法書士さん。
東京司法書士会会員。
板橋生まれ、板橋育ち。サッカー観戦が好き。
【相続】って放置したらどうなるの?
― 「相続」って何もせず放置しておくと面倒なことになるってホントですか?
田村さん: かなり面倒なことになるケースもあります。
― 面倒にならないこともあるってことですか?
田村さん: 【相続登記】の場合は期限がないんです。
なので、不動産の相続登記をしなくても、すぐに何か問題があるというわけではありません。
― どんな時に「やばっ」ってなるんでしょう?
田村さん: 例えば、売却したいときや、銀行でローンを組んで不動産を担保に出したいときなどですかね。
【相続登記】をしないと売却も担保に出すこともできないので。
― なるほど。どんなことで面倒になるんですか?
田村さん: 長年放置した【相続登記】をいざやろうと思ったときに、当事者が多すぎて話し合いができない場合があります。
祖父母の相続の場合、親世代が手続きせずに亡くなってしまうと、いとこたちや叔父さん叔母さんなど、色んな親族が登場し、遺産分割の話し合いをするのであれば、その全員の同意を得る必要があります。
― うわーっ、面倒くさそう。仲悪かったりしたら最悪じゃないですか?
田村さん: ですね。どこに住んでるかわからないって場合も多いんです。
当事者が多すぎて話し合いをすることが事実上不可能になるケースもあります。
そうなったら最終的には裁判所の手続きになる可能性が高いです。
― それ想像できる…。
田村さん: やっと関係当事者全員を見つけ出しても、自分が相続人になることを知った人が仮にお金に困っていたら、過度な相続分を要求されてトラブルになる可能性も十分にあります。
― なんか昼ドラの世界ですね。
田村さん: ですので、放置せずに早めに相続の手続きを済ませた方がよいです。
登記の手続きはご自分でやるのが難しい場合もありますので、司法書士にお任せいただくのがよいと思います。
― 困らないためにやっておいた方がいいことってありますか?
田村さん: 遺言書があればトラブルを回避できることも多いです。
遺言であらかじめ誰に何を相続させるか決めておけば、原則として相続人が協議をする必要はありません。
― 元気なうちに遺言は書いてもらった方がよいんですね。
田村さん: 本当にその通り!
若いうちに書いたっていいと思います。何回でも書き直しできますし、撤回もできますから。
いつかいつかと思っているうちに認知症と診断されてしまうと、遺言書を書くことは非常に難しくなりますしね。
ちなみに家族が無理矢理遺言書を書かせたりすると、その人は相続人の地位を失うので、安易にそのようなことはしないで下さい!
実際に相談してみよう。
― 相談する時ってまずどうしたらいいんですか?
田村さん: 大体みなさま、電話でご予約いただきますね。
ふらっと事務所に来ていただいてもいいのですが、外出中などで対応できないと申し訳ないので、あらかじめお電話でご予約いただくのが無難です。
― 相談するだけだったら費用はかかりませんか?
田村さん: 初回のご相談だけでは費用は発生しません。
お話を伺ってから、手続きの流れをご説明して、お見積書をお渡しするか、概算の費用をお伝えします。
持ち帰って検討される方もいらっしゃいますし、ご相談だけで終わる方ももちろんいらっしゃいます。ご相談だけでも全く問題ありません。
田村さんがメモを取りながら丁寧に話をきいてくれます。
司法書士さんに相談できることは?
― そもそも司法書士さんにはどんなことを相談できるんですか?
田村さん: いくつかあるんですが…主なものは、
◇登記
「不動産」「商業(会社)」など
◇裁判書に提出する書類作成
例)相続人が借金の肩代わりを回避するために、相続を放棄する書類
例)相続の話し合いがまとまらない場合に、裁判所で話し合いをする書類
◇簡易裁判所の訴訟代理
簡易裁判所で行う裁判(争いの金額が140万円以下の裁判)であれば、認定司法書士が対応可。※田村さん対応可
◇成年後見
判断能力が十分ではない方々を、法律面や生活面で支援する(認知症の方など)
こんなところでしょうか。
― ラーメン屋さんみたいに「とんこつ専門店」や「味噌専門店」なイメージで、専門てあるんですか?
田村さん: う~ん(笑)、専門てことはないですが、事務所によって色はあるかもしれません。
強いて言えば、私の事務所では【登記】の案件を多くご依頼頂いております。
もちろん登記以外の案件でも司法書士ができることであればお受けしています。
ラーメン屋さんに例えるなら、とんこつもあるし、味噌もある、なんならカレーもある、といったところでしょうか(笑)
― 田村さんの事務所の特色やこだわりって何ですか?
田村さん: 私たち司法書士はサービス業だと思っています。
昔、アルバイトで飲食店を経験したときに、お客さまから「ごちそうさま」などと声をかけて頂くと非常に嬉しかったのですが、司法書士であってもそれは同じで、最後にお客さまに「助かったよ」って言って頂いたり、思って頂けるよう心掛けながら仕事をしています。
― 板橋の人たちへメッセージをどうぞー!
田村さん: これまでもたくさんの板橋区の皆様からご依頼を頂いて参りましたが、これからも一つ一つの案件を細かく丁寧に対応することを心掛けていきます。
決して敷居は高くありませんので、どうぞお気軽にご相談下さい!
さいごに
司法書士さんって板橋区内でも事務所はけっこう見かける気がします。
自分がお世話になるイメージがなかったんですが、人生の中で必ずと言っていいぐらいその機会はやってきそうなんですね。
先生っぽい人は苦手だなぁ...と思う人は多いはず。
大山の司法書士・田村さんは物腰も柔らかく気さくにお話してくれるので、接していて安心感ありました。
法的なことで困ったら、相続のことじゃなくてもお話きいてくれそうですね(笑)
城北法務司法書士事務所
板橋区大山町24-4 安藤ビル1階
03-3958-8070
営業時間: 9:00~18:00
定休日: 土曜、日曜、祝日
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