テストサイト:【志村坂上】創業36年の洋菓子店「不二家」が2022年11月27日(日)に閉店します。

  • URLをコピーする
  • Xでシェアする
  • lineでシェアする
  • facebookでシェアする

志村坂上にある創業36年の洋菓子店「不二家」が2022年11月27日(日)に閉店します。

志村銀座商店街(しむらん通り)の奥の角にある「不二家 志村坂上店」。
営業終了のお知らせ。

地図ではここ↓

板橋区志村1-32-24。
お店の向かいにはスーパーのSantoku。
向かって右手にはサイゼリヤ(志村2丁目店)があります。

※記事は下に続きます

※記事は下に続きます

馴染みのある不二家のケーキたち。
皆さんはどのケーキが好きですか?
不二家のフランチャイズ店に贈られるという”繁栄の鍵”。

お店は1986年(昭和61年)創業。
ちょうどクリスマスの前にオープンしたんですね。

店主の大野さん。

大学を卒業して、しばらく商売のための修行をした後、不二家をオープンさせたのだそうです。

「新聞に不二家のフランチャイズについて広告が載っていて。実家が商売をやっていたもんですから、ケーキ屋さん、やってみようということになって」

店内にはたくさんのペコちゃん人形や、子どもたちが好きなキャラクターたちも一緒に並んでいます。
歴代のペコちゃん、ポコちゃん。
106周年(2016年)のポスターには、初代のペコちゃんが!

不二家(本部)の創業は1910年。
ペコちゃんはずっと不二家のお店を見守ってきたんですね。
不二家 志村坂上店のペコちゃん。

クリスマスの衣装を着て、ミルキーのマスクを着けていました。

このペコちゃんも、お店にやってくるいろんなお客さんのストーリーを見てきたんでしょうね。

店内には、クリスマスソングが流れていました。

※記事は下に続きます

※記事は下に続きます

「店を開けた時、ちょうどクリスマスの直前だったんです」と大野さん。

「クリスマスのケーキ屋さんの忙しさについて知らないまま開店して。
予約も何もとってなくて。
お客さんが本当にたくさん来て、ごちゃごちゃになっちゃった思い出があります」

そんな大野さんがお店を閉めるのは、そのオープンを思い出す今の時期。

「もう歳だし(笑)ちょうどいい時期かなって」

「ずっと考えていたんです。自分の人生も大事にしようって。
・・・実は私、74歳になるんですよ。ふふふ(笑)
ずっとこなしてきたから・・・そういうことです」

お店には西日が入るので、カーテンの代わりにキャラクターのポスターがたくさん貼られています。

「創業当時に生まれた子はもう36歳くらいだもんね。このお店は下町感っていうの?もう古いの(笑)」
不二家の奥には、カレーの有名店 「ボンディ・アルカディア」があります。

なんと、ボンディは大野さんのお兄さんがやられているお店なのだとか!
ご家族でこのビルでの商売を続けてこられたんだそうです。

大野さん、お店についていろいろとお話して下さいました。

「このビルの赤いとんがり屋根は、僕が不二家に合うようにって考えたんですよ」

「お店を閉めたら、古くなったこのビルを少し片付けて、錆びてるこの辺(屋根)を自分で塗ったりしようかなって思っているんです」

お店にやってくるお客さんたちは、張り出してある営業終了のお知らせをじっと見た後、それぞれの思い出の味であろうお菓子を買っていました。

大野さんは柔らかく丁寧な接客でお菓子を包み、お客さんを見送っていらっしゃいました。


そんな大野さんが不二家のケーキで一番好きなのは、
「やっぱりショートケーキですね」と。

いろんなお話を聞かせてもらった思い出と一緒に、ひとつ買って帰りました。

※記事は下に続きます

※記事は下に続きます

「これで倒れないようになっていますから」と言いながら、渡してくれたケーキ。
「せっかくこうやって会いに来てくれたから、特別にプレゼントです」

そんな風に、今年のクリスマスプレートまでいただいてしまいました。
少し早めのクリスマスプレゼントです。

やっぱり美味しい、不二家のショートケーキ。

「不二家 志村坂上店」は2022年11月27日(日)19:00で閉店します。

地域の人にとって、きっと思い出深いケーキやお菓子。
もし間に合えば閉店前に行ってみてはいかがでしょうか。


※ケーソさん、chromeさん、読者さま、情報提供ありがとうございました。

Store 店舗情報

店舗名 不二家 志村坂上店
住所 板橋区志村1-32-24
営業時間 10:00〜19:00
リンク
最終営業日 2022年11月27日(日)

※記事の内容は取材時のものです。最新情報はお店で直接、または公式情報でご確認ください。