テストサイト:高島平の人が企画した「高島平ビールプロジェクト」について聞いてきた。発売は2019年12月予定。

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高島平ビールプロジェクトという企画が進んでいるのを知っていますか?

ラベル

・高島平ビールプロジェクトは、高島平の人に愛される高島平オリジナルの商品で、人の繋がりを造るプロジェクトです。

現在、高島平1~9丁目には約5万人が住み、周辺地域を含めると約10万人が高島平エリアで生活をしています。

たくさんの人が住む一方、地元の店ではない、大手のチェーン店や、コンビニ、スーパーを利用する人が多く、個人、家族規模の飲食店・小売店との繋がり、さらには地元の企業・団体、町会等のコミュニティーとの繋がりを持つ人は多くありません。

高島平は50年前までは田んぼで、高島平団地の完成と共に急速に人が移り住み、都市部で働く人のベットタウンとして造られた街です。

そのため寺院仏閣や歴史のあるイベントは少なく、地元の名産品、伝統工芸や農作物などもありません。

そんな高島平の人と人を繋ぐ商品として、高島平ビールを作り、地域で愛される商品とすべく取り組むプロジェクトです。


・高島平ビールは、高島平人による、高島平人のためのビールです。


「板橋」を冠する商品は数多くありますが、「高島平」を冠する商品はありません。

高島平の地域の人に愛され、楽しんでもらえる商品にすべく、高島平ビールと命名しました。


高島平ビールプロジェクトFacebookより)


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高島平ビールプロジェクトの発起人である新高島平駅近くの老舗「若松屋酒店」の三代目・小林健太さんにお話を伺ってきました。


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2018年春頃から始めたこの企画。
地元の人が地元のお店にいくきっかけを作りたい、そんな想いでスタートしたそうです。

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(以降の写真は公式Facebookより)

以前から参画していた高島平マルシェをはじめ、地域で様々な活動をしていく中でつながった仲間と一緒に企画を進めているそう。

商店街の方々や、地域の人にもいろんなアドバイスをもらっているらしい。

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製造する場所を決めるのが大変だったみたいです。

板橋のブルワリーである「東京エールワークス」「クランクビール」にも相談されたそうですが、価格・量の面で断念。

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試飲会を重ね、ガチンコな意見交換もあったらしい。

高島平ではお土産需要は見込めない。
だからこそ美味しいから飲んでくれる味にこだわったのだとか。

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試行錯誤の末、製造先に決まったのは静岡県の伊豆修善寺にあるベアードブルーイング

運営されてるご夫婦は、クラフトビールの美味しさへのポリシーがあり、とても情熱的で信頼できる造り手とのこと。

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外部に製造を委託することになり、「高島平ビールは何が高島平なの?」と聞かれることが多いそう。

その葛藤がFacebookに綴られています。

高島平ビールは何が高島平なの?」と、よく聞かれます。


少し意地悪な言い方ですと、「高島平で造ってないのに、なんで高島平ビールなの?」と言われます(^^;


高島平ビールは、【高島平の人間が想いを込めて企画した、高島平の人のためのビール】です。


高島平を盛り上げたいと考えている地元メンバーが議論し企画を練り、意見交換し、試飲を重ね決めた味わいを元に、委託先を選び作ります。

またラベルは高島平在住のデザイナーが、高島平をモチーフにしたデザインを考えています。


高島平の人に飲んでもらい、自慢になり、2度3度と飲んでもらえ、人に贈りたくなる美味しいビール」とすべく議論をしてきました(^^)/


高島平は観光地でもオフィス街でもなく、あまり外から人が訪ねてこないため、観光地のような、一度飲んで終わりのビールではなく、同じ高島平の人に何度も飲んでもらえる、本当に美味しいビールが必要でした。


「高島平で造らないなら、せめて高島平の農作物(果物やスパイスなど)が入っていた方がいい。」というご意見もたくさん頂きました。

ただ農作物を広める目的のプロジェクトではありませんし、何より高島平に特産と言われるような農作物はありません。

特産品が無いから創りたかったのが高島平ビールです

そのため副原料を使うビールは候補から無くなりました。
(もし〇〇フレーバーのビールを造っても、なんで〇〇なの?となると思います(^^;)


それなら「ホップを高島平で育てて使ってはどうか?」という意見も頂きました。ただ、素人が作ったホップで、プロが作ったホップより美味しいビールが作れることはありません。ビールの味が落ちても、その特産品(ホップ)を有名にしたいならやるべきですが、そうでないならやらない方がいいと決めました。


では「売り上げの一部(仮に1本10円など)を高島平のために活用するビールにしたらどうか?」というアイデアもありました。

ただこれも、コストの全てを「美味しいビール」に使いたいということで実施しないことに決めました。
(寄付を手段として使うべきではないという考えもありました。)


高島平ビールは、本当に美味しいビールを作るために、安易なセールストークの全てを捨ててました!(^^)! 

(そのため、冒頭の質問への回答に、安易に答えることができないのですが、それでよいと思って取り組んでいます。)


公式Facebookより)


いろいろな葛藤があったんですね…。

安易なセールストークを全て捨てた」ってすごく潔くて共感できるなあ(笑)

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ラベルの案もたくさんの試作品の中から選んだみたい。

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僕が一番ワクワクしてる」と話す小林さん。

「高島平ビールで乾杯したら面白いだろうなあ」と嬉しそうに話していたのが印象的でした。

ラベル

発売予定は2019年12月。

高島平の人が想いを込めて作る高島平ビール。
僕も飲んでみたい!

発売されるのが楽しみですね。




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