板橋宿不動通り商店街にある銭湯『花の湯』が3月30日(木)で閉店しました。
いたばしTIMESにも花の湯閉店について、多くの方々から情報が寄せられました。
ただ、女将さんにお話を聞きにいくと記事として紹介するのはやめてほしいと仰っていたのです。
最後の最後に常連さまが利用できなくなったり、不便をかけたら申し訳ないと…。
閉店後であればOKという許可を頂き、このタイミングになりました。
地図ではここ↓
住所は板橋区板橋3-15-19です。
訪問した時に、花の湯の女将さんに少しだけお話を伺うことができました。
― なんで閉店されることになったんですか?
女将さん: 私ももう85で、目が片方悪くなって、こないだから転んでばかりだし。
あちこち傷んできてるからね(笑)
― 花の湯ってどのぐらい前からやってるんですか?
女将さん: 明治40年生まれの父が3つの時に始まったって聞いてるよ。
― え!明治43年ってことは・・・・・軽く100年超えてますね…
女将さん: 私は10歳の頃から番台にたってるから、番台歴は75年だね(笑)
― 番台を75年!
女将さん: 朝4時に寝て、8時に起きる生活だったから頑張り過ぎちゃったよ(笑)
閉店する数日前には店頭の張り紙で廃業の告知がされていました。
重厚な造りで商店街でもひと際存在感を放っていた「花の湯」。
閉店することに寂しさを感じる方も多くいると思います。
しかし、銭湯を運営している方々にとっては、ハードワークから解放されてほっとされる思いもあるのではないでしょうか。
銭湯を運営するっていうのは並じゃできないですね…。
長い間本当にありがとうございました、そしてお疲れさまでした…。
※情報提供を頂いたたくさんの皆さま、ありがとうございました!
いたばしTIMESでは皆さまからの情報提供をお待ちしています!
→情報提供フォームへ
- 2017-03-31